ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.4.4 15:02日々の出来事

ペン先の悩みを共有できる者たち


スタッフ一名の結婚を祝福するDinnerの会を開き、

人生とは何たるかを教え諭してやった。

自分を飾らない、真面目な性格の女性なので

大丈夫だろう。

夫の方がのぼせ上がってしまわなければ。

 

チーフ広井が1300円以上もするというチタンの

Gペンを持ってきてくれた。

これは楽しみだ。

 

ペン先の苦労話は、ポカQも全部理解できるそうで、

一人で思い悩んでいたことが嘘みたいに、気が晴れる

思いだった。

まつ毛の描き方までポカQと一緒の工夫をしていた

のが爽快だった。

 

漫画の絵の描き方なんて、天下国家に比べたら話が

小さすぎて、みみっちいし、男らしくないので、

仕事場で力いっぱいしたことがない。

でも広井もポカQも同じ苦労をしてたんだと思うと、

「同志よ!」という気持ちが沸き起こった。

 

秘書・岸端の情報によると、「バガボンド」の作者も、

これは当たりだと思うペン先を見つけると、最後まで

これで描ければいいのにと願うらしい。

あんな絵の上手い漫画家と、共有できる感覚を持って

いるとは!

上手い作家はそこいらの棒にインクつけても描けるの

かと思っていた。

 

漫画はアイデア・ストーリーの段階から、作画の段階

まで、挑戦し続けるしかない表現である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第119回

第119回 令和6年 11/2 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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